Home

電弱対称性の破れ --模型の徹底検証

LHC実験が始まり、そのデータが少しずつ蓄積されている。そのなかでLHC実験によって明らかになるであろう「Electroweak Symmetry Breaking」の起源について、超対称性、余剰次元、強結合理論等様々な角度から、専門家による発表を交え検討する研究会である。

1週間の期間中に十分な議論の時間を設けることで、このワークショップから様々な共同研究が発信される事を目指す。

ワークショップの後半は、

・強結合EWSB模型(technicolor, Higgsless etc.)
・超対称模型
・Composite Higgs模型(Randall-Sundrum, Little Higgs, Gauge-Higgs unification etc.)
・関連物理(EW baryogenesis, Dark Matter, neutrino mass etc.)

のカテゴリで議論のセッションを設けて、徹底討論を予定している。セッションでは、専門家・非専門家を交え、

・その模型は生きているのか?
・模型はわかるが一体何がしたいのか?
・まだやるのか?惰性でやってるだけではないのか?
・その模型は何かの問題を解いているのか?
・模型になってるのか?なにか予言できるのか?
・LHCで見つかるのか?検証できるのか?

などなどについて解説・議論を行う。研究者の視野をひろげ、LHC実験で何を探すことが重要か理解し、メッセージを発信することを目指す。


世話人: 北野 龍一郎 (東北大学) 浅野 雅樹 (東北大学) 日笠 健一 (東北大学) 山口 昌弘 (東北大学) 高山 史宏 (京都大学 基礎物理学研究所)