日笠 健一 Ken-ichi Hikasa

Phone: 022-795-7537

Email: hikasa @ tohoku.ac.jp

   


素粒子データブック

国際共同チームにより毎年更新されている素粒子データの集成です。
日本グループは1986年に結成され,日笠は1989年から参加しています。
1997年度から日本グループの代表者を務めてきましたが,2024年度からは田中純一さん(東大素粒子センター)にバトンタッチしました。

Review of Particle Physics (Particle Data Group)  日本のミラーサイト

最近の紹介記事です。
談話室 素粒子データブック (高エネルギーニュース41巻2号,2022年)〈読めます〉

以前の記事
研究紹介 Particle Data Book (高エネルギーニュース24巻2号,2005年)〈読めます〉


素粒子の常識と非常識

第70回仁科記念講演会(2024年12月5日)における講演です。(専門家向けではないです。)
録画が Youtube で視聴できます。


マヨラナ粒子

標準理論を超える素粒子物理におけるマヨラナフェルミオンの役割について,
研究者・院生向けの総説(CPT定理のエッセンスも含む)と一般向けの解説記事です。
CPT, Majorana fermions, and particle physics beyond the Standard Model マヨラナ粒子の本質と標準理論を超える素粒子理論
(マヨラナ特集)
〈読めます〉
(数理科学2022年4月号 No. 706
特集「マヨラナ粒子をめぐって」)


「CPの破れとフレーバー混合」

小林誠さんのノーベル賞受賞講演を翻訳しました。
素粒子論研究・電子版 40, no.26 (2023)〈読めます〉
オリジナルはこなれた英語ですが,日本語として読みやすいよう留意しました。


Textbooks

「ディラック方程式」は素粒子物理における応用を視野に,通常触れられていない内容まで詳細に記述しています。
「量子力学」は朝倉書店「物理学大事典」の項目が元になっており,ハンドブック的な使用も視野に入れてまとめています。
入門の助けとして新たに問題と解答を加えています。
ディラック方程式 量子力学
(SGCライブラリ105) (朝倉物理学選書3)
(電子版: SDB Digital Books 54)
現在電子版が入手可能です。


場の理論と素粒子

経路積分をめぐって ヒッグス後の素粒子物理:
質量の起源をめぐって
素粒子物理と場の量子論:
標準模型からその先へ
(数理科学2019年2月号 No. 668
特集「経路積分を考える」)
(パリティ2017年1月) (数理科学2016年3月号 No. 633
特集「物理諸分野における場の量子論」)


ヒッグス粒子

最近の学界の話題:
ヒッグス粒子の発見
新種の素粒子ヒッグス:
素粒子の世界におけるその役割
コラム:メイドインジャパン物理用語
素粒子・原子核編 湯川結合
(青葉理学振興会報告11号) (パリティ2012年12月) (パリティ2013年3月)


↓かなり昔に書いたヒッグスのレビューですが,エッセンスは変わっていません

Higgs Physics (25年前のレビュー)

Higgs Boson Phenomenology (30年前のレビュー,日本語)


LHCの物理

〈読めます〉 〈読めます〉
LHCの開く新しい素粒子の世界 素粒子物理学の進展とLHC
(科学2009年5月) (日本物理学会誌62巻12号)


弱い相互作用と統一ゲージ理論

弱い力 -縁の下の… 電弱統一理論 Weak Interaction
(数理科学2010年8月号 No. 566
特集「力の統一に向けて」)
(「素粒子物理学ハンドブック」
朝倉書店,2010)
(Encyclopedia of Applied High Energy
and Particle Physics, Wiley-VCH, 2009)


素粒子現象論入門講義ノート


2008年ノーベル物理学賞コメント

素粒子にトップダウンはない (2005.11)


読書案内:超対称性をめぐって CPT Theorem 粒子と反粒子
(数理科学2007年3月号 No. 525
特集「現代物理における超対称性」)
(Encyclopedia of Physics, 3rd ed.,
Wiley-VCH, 2005, Vol. 1)
第16回「大学と科学」失われた反世界−素粒子物理学で探る